今回は、Wordpressで市区町村ページを一気に作成するという、WordPressのカスタム投稿を使ったテクニックです。
もともとは他のページに書かれていたことを私が実行していたのですが、元のページが無くなってしまいました。覚え書きとして、この記事は中級者向けの記事となります。
WordPressで市区町村 2000件以上の詳細ページを一瞬で生成する方法とは
WordPressで市区町村のページが欲しい場合ってありませんか?
カテゴリーや、カスタムタクソノミーとして必要な場合もあれば、それぞれのページを作成したい、というケースもあります。
このように、一括でページする方法というのは、SEO的にはあまり期待できず、むしろスパム行為かも!?と考える方もいるかもしれません。
しかし、事実として、地域名の入った複数のキーワードでは、実際に順位が上がっているケースも少なくなってきたとはいえ、見受けられます。
また、SEOとしてどうか?というよりも、ページの機能として一気に作成するということが効率的、合理的でもありますので、やる価値は十分にあると思います。
WordPressで市区町村ページを一気に作成 の流れ
実際の作業として、流れを紹介します。
段取りとしては、
- カスタム投稿を用意する
- カスタム投稿用のsingle.phpを用意する
- CSVで一括記事をインポート
これだけになります。
大きくは、3段階ですが、それぞれに準備が必要です。
1 カスタム投稿を用意する
WordPressのプラグイで、「Custom Post Type UI」をインストールします。。
(投稿や固定ページでも可能ですが、カスタム投稿タイプを使う方が、はるかに自由度が高いのでおすすめです)
インストールしたら左メニューに「CPT UI」が追加されます。
クリックして展開して「add / edit post type」をクリックします。
カスタム投稿の追加設定画面になりますので、post type slug および、plural lavel の2項目を入力します。
今回は「post type slug」を「japan」とし、「plural label」を「市区町村」としてみまました。
入力が済んだら「add post type」をクリックして、設定を完了します。
すると、左メニューに追加した「市区町村」が表示されます。
2 カスタム投稿用のsingle.phpを用意する
表示するページのデザインテンプレートを準備するということになります。
現在使用しているテーマの「single.php」を複製してアレンジするのが簡単です。
「single-japan.php」と名付けます。(なんでも良いです。)
Elementorなどのページビルダーをお使いであれば、デザインを変えたりすることも可能です。
ここでいろいろと工夫すると、カスタマイズのし甲斐があります。試行錯誤してみてください。
「single-japan.php」をテーマディレクトリにアップロードしてください。
(場所は /wp-content/themes/テーマディレクトリ/single-japan.php)
アップロードしたら、完了です。
3 CSVで一括記事をインポート
最後に、CSVで一括でページを作成してみましょう!
CSVデータを用意します。
都道府県市区町村のデータなどは、いろいろなところから入手できます。
CSVなので、Excelなどで編集可能です。
いろいろと試してみてください。
左から
タイトル→内容→csv_post_type
になります。
今回カスタム投稿で作った【japan】に投稿されますので、投稿に入れたい場合は【post】固定ページに入れたい場合は【page】と変更してください。
エクセルでも編集可能です。しかし、Shift-JISにエンコードしてからでないと文字化けします。
Shift-JISで編集した後は、必ず UTF8に戻してください。
WordPressで市区町村 CSVで一括記事作成
CSVの一括インポートには、もう一つプラグインをインストールします。
「CSV Importer」というプラグインをインストールしてください。
インストールしたら左メニュー【ツール】に【CSV Importer】が追加されるのでクリック。
アップロードするcsvを選択して【import】をクリックするだけ。
これで終わりです。
これを活用して無限にページを制作しましょう。
リンク用のサテライトサイトやディレクトリーサイト、カテゴリー別サイトなど、いろいろと可能性が広がりますよね。
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。