中小企業の メールリスト構築 効果的な6の方法

中小企業の メールリスト構築 効果的な6の方法

中小企業にとってのメールマーケティングの成功は、質の高い “メールリスト構築” にかかっています。

それでは、どのように “メールリスト構築” すれば良いのでしょうか?

この記事では、私の経験を元に、ウェブサイト、SNS、無料リソースの提供など、中小企業が取り組みやすい、実践的で効果的な”メールリスト構築” の、6つの方法をご紹介します。

 “メールリスト構築” 効果的な6の方法

予算や人員などの「リソース」が限定される、我々 “中小企業” にとって、メールマーケティングは費用対効果が高く、どの企業にもおすすめしたい、マーケティング手法です。

そして、そのメールマーケティングの成功度合は、いかに質の高いメールアドレスを集めるか?すなわち、”リスト構築” にかかっています。

それでは、この記事で紹介する6つの “メールリスト構築” 法で、あなたの会社も質の高い メールリスト構築 をスタートしましょう。


1. ウェブサイトに登録フォームを設置する

評価: ⭐⭐⭐⭐⭐

メールリストを構築する(増やす)にあたり、私が一番おすすめしたい方法は、ウェブサイトにニュースレター登録フォームを設置することです。

これは、思っているよりも手軽に実装できます。例えば、Hubspot などを使う方法は、簡単で無料版でも使用できます。

また、ウェブサイトを WordPress で制作されているのであれば、無料のプラグインなどでも登録フォームを作成できます。

メールリスト構築 用の登録フォームの完成

 

登録フォームからの メールリスト構築 が最高な理由

私が一番にお勧めしたい素晴らしくお勧めしたい点は、ウェブサイトの訪問者が自発的に登録してくれるという点です。

私の経験から、これらのユーザーはメールアドレス(リスト)の質が非常に高く、また、ユーザーの温度が高いです。

さらに、登録フォームのデザインや、メールアドレス登録の特典(例えば、限定コンテンツ割引クーポンコード)を工夫することで、メールアドレスの登録者数を、さらに増やすことが可能です。

付け加えると、設置してテストを繰り返し、ある程度完成してしまえば、手間もかかりません。

この方法は、これから挙げる6つの中で、おそらく一番温度が高い最高の方法です


2. SNS (ソーシャルメディア) を活用する

評価: ⭐⭐⭐⭐

SNS は、多くの企業が活用するプラットフォームですが、フォロワーをメーリングリストに誘導することも効果的です。

定期的な投稿でニュースレターへの登録を促し、プロモーションや特典を提示することで、多くのフォロワーを、メールリストに加えることができます。

SNS フォロワーで メールリスト構築

私の経験から、中小企業や個人事業経営者に、特におすすめする SNS は、InstagramFacebook です。これらはいずれも Meta社 の 人気の SNS です。

私がお勧めしたい理由は、 Facebook でおなじみの Meta社 は、ユーザーの地域や性別、年齢層、興味関心など、あらゆる情報を収集しているという点です。

その収集した(された)情報を逆手に、無料で使わせていただきましょう!

Meta社 の高度な A.I. が収集してくれた情報を無料で使う。

(詳しい方法は別の記事に書きますので、そちらの記事を参考にしてください!)

SNS でメールリスト構築 プロフィール欄を充実

今すぐできる!プロフィール欄の充実

ここでは簡単な方法をお伝えします。

プロフィール欄 をしっかりと充実させましょう。

プロフィール欄の URL リンクを活用し、メールアドレスの登録ページへのアクセスを促進しましょう。


3. ウェビナーやセミナーを開催する

評価: ⭐⭐⭐⭐⭐

オンラインで Zoomや Microsoft Teams、Google Meet などのリモートミーティング用のツールを使って開催するセミナーを “ウェビナー” といいます。

あなたの会社の顧客や取引先、興味を持ってくれている将来の顧客予備群(リードといいます)に対して、ウェビナー や セミナー を開催しましょう。

どうやってメールアドレスを収集するのでしょうか?

ウェビナー開催で メールリスト構築

それは、ウェビナーの 事前登録 で ウェビナーへ登録するためにメールアドレスを収集するという方法です。これも、登録者の温度が高く、非常に効果的です。

特に、ウェビナーの内容が、「専門性の高い内容」であれば、ターゲット層(あなたの企業やサービスが対象とする顧客層)の関心を引き、質の高いメールアドレスのリストが得られます。

ウェビナーを開催してメールリストを構築

ウェビナーは、テーマと内容、フォローが大事

もちろん、顧客やリードにとって、「興味を抱きそうな内容」をテーマにすることが重要です。

(もちろん、録画も忘れずに!あとで Youtube や自社サイトの動画コンテンツとして、活用しましょう)

さらに、ウェビナー終了後には、フォローアップメール(ありがとうございました!感想はいかがですか?などの内容)を送信することで、現在の顧客、将来の顧客との関係性を、さらに深めることができます。

対面の展示会で名刺をスキャンしメールリスト構築

対面の展示会で名刺を交換、取引先の名刺も重要

対面の展示会に出展したり、あるいは見学に訪れた時に、名刺を交換しますよね?

私もコロナ前は、そのような展示会を訪問したり、出展したこともありました。

その時の名刺や、今までの取引先などからいただいた名刺を、スキャナーで読み込み、エクセルなどでリスト化しています。

 

スキャナーを活用する

私が使っているスキャナーは、PFUドキュメントスキャナー というスキャナーで、管理用のソフトウェアもセットでついています。少し高価な気がしましたが、これがオフィスに一台あると、様々なことに利用でき、大変便利です。

また、このような高価なものでなく、もう少し安価な名刺スキャナーもあります。サンワダイレクト 名刺スキャナー こちらも、管理ソフトが付いているようです。

私はサンワダイレクト名刺スキャナーは利用したことはありませんが、それぞれのリンク先に評価が掲載されていますので、そちらを参考にされるとよろしいのでは、と思います。

名刺だけで数百枚ありましたので、それだけメールアドレスが集まります。

また、名刺などから集めたメールアドレスは、そのままキャンペーンやメールマーケティングに使う前に、以下のページなどで必要な情報を確認しましょう。

特定電子メール法とは?メルマガ配信前に確認しておきたいチェックリスト | PR TIMES MAGAZINE

関係法令は、以下のリンクを参考にしてください。

特定電子メールの送信の適正化等に関する法律


4. 無料リソース(電子書籍・ホワイトペーパー・テンプレート)を提供する

評価: ⭐⭐⭐⭐⭐

あなたの会社は、”見込み客にとって価値ある何か” を提供できますか?

難しく考える必要はありません。例えば、電子書籍・ホワイトペーパー・テンプレートなど、簡単なものから始めましょう。

これらの “無料リソース” をウェブサイトで、「メールアドレスの提供」と「メールマガジンの送付」を条件に、提供することです。

これも、自然に熱いリストを集めることができます。

1ページのPDF

繰り返しますが、難しく考える必要はありません。

あなたの会社の社員ならば、入社半年の社員でも知っているような「当たり前の知識」であっても、ふつうのお客様は知らないかもしれません。

それを「1ページのPDFにまとめる」それをプレゼントしてみましょう。

それだけでも、お客様にとっては価値のある情報になるでしょう。

ブレーンストーミングでメールリスト構築のためのプレゼントのアイデアを出す

ブレーンストーミングでアイデアを出す

みんなで、アイデアを書き出してみましょう。

私は、「報告書」のWord Excel のテンプレートがないか、よく検索します。よく使うフォーマットなら良いですが、普段作成しないファイルなどは、つい検索してしまい、メールアドレスを提供して、ダウンロードして使わせていただきます。

そのような経験はございませんか?

部門の垣根を越えて、ブレーンストーミングでアイデアを出してみましょう。

総務 「メールで何をよく質問されるかな?」

営業「営業でよく聞かれる”あるある”な質問は?」

いくつかのアイデアが出たら、テスト的に自社のウェブサイトで提供してみましょう。もちろん、登録フォームを忘れずに。

これによりリストに登録する人々は、自社のサービスや商品に興味を持つ可能性が高いため、コンバージョン率が高まります。


5. アンケートやクイズを活用する

評価: ⭐⭐⭐

他の5つとは少し違ったメールアドレスの収集法を紹介します。

楽しいクイズやアンケートを実施し、回答をいただけたら、特典を提供します。

そして、特典を提供する際に、メールアドレスを収集する、という方法です。

私は、営業マンをしていた時に、メモ帳やカレンダー、クリアフォルダーなどの、いわゆる “ノベルティ” = 手みやげ を常に用意していました。そのような感覚の何かで良いと思います。

あるいは、LINEスタンプなど、デジタル的なプレゼントでも良いでしょう。

メールリスト構築のためにクイズやアンケートを考える

注意して欲しい点 2つ

ここで、提供する特典について、注意して欲しい点が2つあります。

それは、提供する特典が「自社商品に関連したもの」である、という点です。

よくある特典ですが、例えば “アマゾンギフト” など一般的な景品ではなく、自社の商品やサービスの割引券や、新製品の試供品などを提供することで、リストの質が向上します。

そしてもう一点、高額な商品は避けましょう。

関係する法律もチェック

わかりやすそうなページがありましたので、リンク先を参考にご覧ください。

展示会などでアンケート回答者にプレゼントや謝礼を渡す際に景品の金額に規制はあるのか? | 森大輔法律事務所

関係省庁のページも、ご覧ください。

景品表示法 | 消費者庁


6. 既存の顧客に紹介キャンペーンを依頼

評価: ⭐⭐⭐⭐

既存のお客様紹介してもらうことは、信頼性の高いリストを構築するために非常に有効です。

お客様紹介キャンペーン を実施する

お客様の友人や同僚を紹介してもらいましょう。その見返りとして、割引や特典を提供する「お客様紹介キャンペーン」をすることで、興味を持っている、信頼のおける新規の顧客リストが集まります。

友だち紹介キャンペーンでリスト構築

リファーラル アフィリエイトも導入する

少し費用はかかりますが、紹介用のリンクを作成して、紹介ごとに成功報酬として何パーセントかをお支払いするという、アフィリエイトやリファーラルのシステムをウェブサイトに導入することも可能です。

私の経験では、「外壁塗装」などエクステリアの会社で実施した、チラシとウェブサイトの紹介キャンペーンですが、結構反応がありました。

キャンペーンの内容を簡単に説明すると、「親の住んでいる家や近所の方で、外壁塗装がそろそろ必要な方を紹介してください。紹介してくれたら、クオカードをプレゼントします」という内容でした。

このような、友だち(ご家族)紹介キャンペーンを考えてみましょう。


“メールリスト構築” 6つの方法 まとめ

メールリスト構築 は、効果的なマーケティング戦略を成功させるための、重要な最初のステップです。

今回ご紹介した6つの方法は、どれも実践しやすく、すぐに取り組むことができます。

特に、リストの質を重視しながら、定期的なリストのメンテナンスと、新規リストの収集を行っていくことが大切です。

私は営業マンをしていた時は、よく言われました。

「施策を何もしていないと、自然とお客様は減っていく。」

その、自然減を上回る新規の見込み客を得る。これは営業マンも社長も同じことです。

ぜひ、会社の財産ともいえる “メールリスト構築” に、積極的に取り組みましょう!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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